知ってる？ドイツで写真撮影をする際の注意点/法律

ドイツでは、他人の写真やビデオをその許可なく共有することはできません。このガイドでは、すべての写真家が遵守しなければならないルールを説明します。

人々の写真を撮る

一般的に、公共の場所で人々の写真を撮ることはできますが、いくつかの例外があります。

人々の無力さを示す写真を撮ることはできません。例えば、事故の被害者や酔っ払った人、裸の人の写真をその許可なく撮ることはできません。これは有名人にも適用されます。
人々のプライバシーを侵害する写真を撮ることはできません。人々の家や更衣室での写真を撮ることはできません。

これらの写真を撮ることは、それらを共有しない場合でも禁止されています。

人々の写真を共有する

誰かの写真を共有する場合、まずその人の許可が必要です。ウェブサイト、ソーシャルメディア、メール、グループチャット、新聞、その他の出版物で写真を共有するための許可が必要です。ただし、いくつかの例外があります。

以下の場合、人々の許可なしにその人の写真を共有することができます：

公の集会の写真を共有するための許可は必要ありません。

ただし注意が必要です。それがその人の正当な利益に反する場合、その人の同意なしにその人の写真を共有することはできません：

その人が有名人である場合、その人に関する記事や本のためにその人の写真を使用することができます。しかし、関連性のない製品を宣伝するためにその人の写真を使用することはできません。例えば、バラク・オバマの写真を使って掃除機を売ることはできません。
それがその人の評判を大きく損なう場合、その人の写真を共有することはできません。
その人が有名であっても、その人のプライバシーの権利を尊重しなければなりません。

建物や車両の写真を共有する

公共の場所での建物や車両の写真を撮り、共有し、販売するための許可は必要ありません。これらは「パノラマ権」と呼ばれます。例えば、街に駐車しているクラシックカーのポスターを販売することができます。所有者の許可は必要ありません。

これは公共の場所にのみ適用されます。ビジネス、家、博物館の内部で撮影した写真を共有するための許可が必要です。

公衆の通りから撮影した建物や車の写真は、許可なしに販売することができます。

許可を得る方法は？

通常、写真に写っている人に尋ねるだけで許可を得ることができます。

時々、許可は暗黙のうちに与えられます：

ルールを守らないとどうなるの？

罰金または最大2年の懲役が科せられます。人々が刑務所に行くことは稀ですが、罰金や訴訟は一般的です。

写真の被写体は損害賠償を求めて訴えることができます。あなたは被害者の法的費用を支払う必要があるかもしれません。

写真を偶然撮った場合、罰せられることなく写真を削除することができます。例えば、ドローンビデオを撮っていて、誰かが裸で自分の裏庭にいるのを捉えた場合などです。

人々の顔をぼかすだけでいいの？

いいえ。その人が認識できないようにしなければなりません。

ナンバープレートをセンサー処理する必要がありますか？

はい、車両のナンバープレートもぼかすべきです。これは常に必要というわけではありません。

ドイツで警察を撮影することはできますか？

警察官には例外はありません。上記で説明したルールは警察にも適用されます。警察官を撮影することはできますが、顔をぼかさずに警察官の写真やビデオをその許可を得て共有したりすることはできません。

参考

Copyright law for works of fine arts and photography (KunstUrhG)
- – Consent requirement
- – Exceptions to consent requirement
- – Punishment
Copyright law (UhrG)
- – Works in public places (“panorama rights”)
Criminal Code (StGB)
- – Violation of intimate privacy by taking photographs or other images (“the paparazzi law”)