【キウィ料理】ニュージーランドで絶対にトライしたい伝統料理/グルメ 15選

ニュージーランドは山岳地帯や野生のビーチ、素晴らしい文化がある素晴らしい旅行先です。しかし、しばしば人々は忘れがちですが、ニュージーランドには料理も楽しみにすべきものがあります。

イタリア料理ほど有名ではないし、フレンチのように高級な料理でもありませんが、キウィ料理には称賛すべき工夫があります。この小さな国の食べ物は、ヨーロッパ料理やアメリカ料理、アジア料理の影響を受けているため、非常に多様です。もちろん、マオリ族の料理もニュージーランド人が今日食べているものを形作る上で重要な要素となっています。

ほとんどの人がニュージーランドに到着する際、キウィ料理が具体的に何を指すのかをほとんど知りません。しかし心配ありません！私たちはニュージーランドで最も人気のある15種類の食べ物の詳細なリストを用意しています。

フルーツからシーフード、さらにはチョコレートまで、キウィ料理の魅力を発見してください！

伝統的なニュージーランド料理とは？

南太平洋に位置する島国であるニュージーランドでは、伝統的な料理は季節ごとの地元産の食材に大いに依存しています。農業と海からの食材を主に活用しています。

オーストラリアと同様に、ニュージーランドの食文化はイギリスを基盤とし、太平洋リムや地中海の影響を受けています。特に、マオリ族の伝統がニュージーランドの食事に大きな影響を与えています。

先住民のマオリ族がニュージーランドに移住した際、彼らは独自の食材や調理技術をもたらしました。それには、クマラ（サツマイモ）、タロイモ、ヒュー（ウリ科の植物）、そしてハンギ（地下焼き）などが含まれます。これらの食材の中でも特にクマラとハンギは、ニュージーランドの食文化において重要な役割を果たしています。

18世紀末に最初のヨーロッパ人が到着すると、彼らは自らの食材を持ち込み、地元の料理に取り入れました。豚肉とジャガイモは好評を博し、羊肉、カボチャ、小麦、砂糖、果物なども取り入れられました。

しかし、ニュージーランドの食文化に最も大きな影響を与えたのは19世紀にニュージーランドに到着したイギリスの入植者です。彼らは故郷の料理を再現するために地元の食材を使用しました。現在でも、ミンスパイ、コロニアルグース、フィッシュアンドチップスなどのイギリス料理がニュージーランドの食文化の重要な一部となっています。

Marmite（マーマイト）

イギリスのマイトやオーストラリアのヴェジマイトと同様に、マイトはニュージーランドのサニタリウム・ヘルス・アンド・ウェルビーイング・カンパニー(Sanitarium Health and Wellbeing Company)によって生産される商標付きの酵母ベースの食品スプレッドです。ビール醸造プロセスの副産物であり、その強烈な塩味と酸っぱさで知られています。

一部の人々はその味を古いエンジンオイルに似ていると表現していますが、確かにそれを理解できないとは言えません。

キャビアやビール、臭豆腐のように、最初に一口食べると感覚を驚かせるかもしれませんが、十分に食べれば味に慣れるかもしれません。

Mince Pie（ミンスパイ)

ミンスパイは、ニュージーランド料理における英国の影響の中でも最も人気のある一例です。ミートパイとも呼ばれ、挽肉、グレービーソース、キノコ、玉ねぎ、チーズ、トマトソースなどの具材を使った手のひらサイズのパイです。

ミンスパイは、アイコニックなニュージーランド料理であり、同様にオーストラリアでも人気があります。テイクアウトのスナックとして主に食べられ、多くの人にとってはニュージーランドの国民的な料理とされています。

フィッシュアンドチップス

ミンスパイやマーマイトと同様に、フィッシュアンドチップスはニュージーランドの食文化におけるイギリスの影響の典型例です。これは、バッターをつけて揚げた新鮮な魚（通常はエレファントフィッシュ、レッドコッド、ブルーワレホウ、タラキヒ、またはホッキなど）と、チップス（フライドポテト）で作られる人気のテイクアウト料理です。

通常は一般的なチップスと一緒に食べますが、フィッシュアンドチップスの専門店ではクーマラ（サツマイモ）チップスやスイートポテトチップスと一緒に提供されることもあります。

Whitebait Fritters(ホワイトベイトのフライ)

ニュージーランドでは高級食材とされている「ホワイトベイト」という言葉は、魚の未熟な稚魚を指します。　
（ホワイトベイトは日本語では「シラス」です。）

ホワイトベイトは様々な魚の種類に関連することがありますが、ニュージーランドでは淡水魚のガラクシィドの稚魚を指します。一般的には、15〜22週間の間に収穫され、長さは約45〜55 mm（1.7〜2.2インチ）程度です。持続可能性の観点から、ニュージーランドではホワイトベイトの採取は季節限定の活動であり、法的に定められた期間内に行われます。

その名前からも分かるように、ホワイトベイトのフリッターは、ホワイトベイト全体と溶き卵の混合物で作られた揚げパティです。よく魚とチップスを販売する店で見かけることがあります。

Crayfish (ザリガニ/伊勢海老)

もしシーフードに贅沢をしたいのであれば、ぜひクレイフィッシュを試してみてください。地元ではクレイズやクレイフィッシュと呼ばれ、ロックロブスターとも呼ばれています。彼らはメイン州のロブスターに似ていますが、最初の歩行脚の一対に大きなはさみを持っていないのが特徴です。

ニュージーランドの沿岸や離島には2種類のロックロブスターが一般的に存在します。それは赤いトゲのあるロックロブスターとパックホースロックロブスターです。成長した個体はニュージーランドのレストランで最大でNZD 85もの値段がつくこともあります。

まさに最も贅沢でおいしい料理の一つですが、最も安価な料理とは言えません。

Green-Lipped Mussels(グリーンリップドマッスル)

ニュージーランド料理における代表的な食材として、グリーンリップドマッスルが挙げられます。ニュージーランド固有の大型のムール貝であり、その名前は貝の外側の縁に見られる緑の色合いからきています。

グリーンリップドマッスルは、何百年もの間、ニュージーランドで贅沢な食材として親しまれてきました。豊富で手頃な価格で入手でき、通常はグリルや蒸し料理として提供されます。ニュージーランド全土でグリーンリップドマッスルを見つけることができますが、特に南島のマールボロ地域からは美味しい品種が供給されています。

Lamb(ラム肉)

ニュージーランドには、人口よりも羊の数が多いと聞いたことがあるかもしれません。それは本当です。

2019年の推計によると、ニュージーランドでは羊の数が人口に対して約5.6対1であるとされています。この統計は驚くほどのものですが、1982年の22対1という数字からはほど遠いものです！羊の飼育はニュージーランドにおける重要な産業であり、そのためラム肉は頻繁にメニューに登場します。

ニュージーランドの羊が他の国で飼育される穀物給与の羊と異なる点は、彼らが一生を通じて草で育てられていることです。また、彼らはより若い年齢で屠殺されるため、他の国の穀物給与の羊に比べて風味豊かで柔らかい肉となります。

彼らは様々な方法で調理することができますが、ローストラム肉が最も人気です。ローストした羊のもも肉を良質なニュージーランドワインと一緒に楽しむと、究極の料理が完成します。

Māori Hāngi(マオリ・ハンギ)

ニュージーランドの食文化を体験するには、ハンギが最適です。これは、肉や野菜を土製のオーブンで調理する伝統的なマオリの方法を指します。

ハンギを準備するためには、深さ約50〜100 cmの穴を掘り、600〜700℃（1,100〜1,300℉）に熱された岩でライニングします。肉と野菜は、バナナの葉やアルミホイルでライニングされた別々のワイヤーバスケットに入れられます。まず、加熱された岩の上に肉のバスケットを置き、その後に野菜を置きます。穴は土で覆われ、食材は約3〜4時間かけて調理されます。

このゆっくりとした調理法により、スモーキーで土の香りがする野菜と、骨から離れるほど柔らかい肉ができます。これは通常、大規模な集まりや特別な場で行われるマオリの伝統です。

Anzac Biscuit(アンザックビスケット)

アンザックビスケットは、ニュージーランドとオーストラリアの両国で人気のあるスイートビスケットの一種です。オーツ麦、小麦粉、バター、ゴールデンシロップ、砂糖、ベーキングソーダを使用して作られています。

興味深いことに、アンザックビスケットは第一次世界大戦で設立されたオーストラリア・ニュージーランド陸軍隊（ANZAC）との関連からその名前を得ています。物語によると、兵士たちへ送られる食品として、妻や女性団体はアンザックビスケットを好んで選びました。なぜなら、海上輸送中に保存性が良い材料で作られていたからです。

Pavlova(パブロバ)

パブロバは、焼きメレンゲのケーキのようなもので、上には新鮮なフルーツとホイップクリームがトッピングされています。これは20世紀初頭にどこかで発明され、1920年代にニュージーランドとオーストラリアを巡業したロシアのバレリーナ、アンナ・パヴロワにちなんで名付けられました。

Lamington

ランミントンは、アンザックビスケットやパブロバと同様に、オーストラリアとニュージーランドの両国で人気のあるデザートです。ただし、パブロバの起源がしばしば議論されるのとは異なり、ランミントンは明確にオーストラリアの発祥とされています。1896年から1901年までクイーンズランド州の総督を務めたランミントン卿にちなんで名付けられたと言われています。

ランミントンは、バターケーキまたはスポンジケーキの小さなキューブで、チョコレートソースでコーティングされ、ココナッツフレークにまぶされています。2つのランミントンの間に薄いクリームやストロベリージャムの層がある場合もあります。

クロアチア料理に詳しい方であれば、これを「チュパフツィ(čupavci)」として認識するかもしれません。

Hokey Pokey Ice Cream

ホーキーポーキーは、ニュージーランドで使われる言葉で、ハニカムトフィーを指し、キウィアイスクリームの象徴的な味として知られています。このアイスクリームは、滑らかなバニラアイスクリームに小さなかたまりの固いトフィーが混ざっています。

興味深いことに、ホーキーポーキーアイスクリームは、キウィアイスクリームに関連する象徴的で時に風変わりなオブジェクトを表す「キウィアナ」というニュージーランドの言葉の一例としてしばしば引用されます。これらのオブジェクトは「国家意識に貢献するもの」とされています。

Golden Kiwi(ゴールデンキウイ)

私たちは皆、キウイに馴染みがあります。キウイはしばしばニュージーランド人の愛称として使われる象徴的な果物です。ほとんどの人がキウイは緑色の果肉を持つものと知っていますが、ニュージーランドでは黄色やゴールデンのキウイも一般的です。

鮮やかな緑から濃い黄色まで色合いが変わるゴールデンキウイは、緑色のキウイと比べてより甘く、より香り高いです。また、より柔らかい食感を持ち、よりなめらかでザラつきの少ない皮を持っていることでも知られています。

Mānuka Honey(マヌカハニー)

ニュージーランドの興味深い食べ物と言えば、まずマヌカハニーが思い浮かびます。見た目も匂いも、そして味も通常のはちみつとは異なり、非常に興味深いものです。下の画像でもご覧の通り、通常のはちみつよりも、まるでドゥルセ・デ・レチェ（キャラメリゼミルク）のような見た目です。

マヌカハニーは、マヌカの木の花粉を受粉する蜂によって作られます。その特徴は、強い香りと「花々しく、ハーブのようで土っぽい」と形容される味です。ゴールデンハニーよりも粘度が高く、強力な抗菌、抗真菌、抗微生物特性を保持するため、通常は生のまま摂取されます。

Lemon & Paeroa (L&P) Soda (レモン＆パエロア（L&P）ソーダ)

ニュージーランド料理のリストを締めくくるのは、レモン＆パエロア（L&P）ソーダです。このアイコニックなソフトドリンクは、1907年からニュージーランドで楽しまれてきました。L&Pは元々、パエロアという北島の町で作られ、レモンジュースと炭酸ミネラルウォーターが組み合わされました。現在、このブランドはコカ・コーラ社が所有し、製造しています。

ホーキーポーキーアイスクリームと同様に、L&Pはキウィアナの一例です。その広告のスローガン「ニュージーランドで世界的に有名」は、ニュージーランドで有名だけれども世界中では知られていないものを表すためによく使われる言葉となっています。