バレンシアの公共交通機関、利用者数が急増中
バレンシアの公共交通機関は、今まさに絶好調です。この1年で利用者数は増加の一途をたどり、その成長を示す数字が証明しています。特に、31歳以下の無料乗車制度や、一般利用者向けの最大50%の割引といった施策が、この利用者増加の成功を支えている要因です。
毎年9月22日に世界中の数千の都市で開催される「世界無車日」も、日常の移動手段として公共交通機関の利点を広めるための重要な取り組みのひとつです。バレンシア市の場合、市とバレンシア州政府は、明日の日曜日に市内および都市圏の公共交通機関が無料で利用できることを発表しました。
これは、9月22日まで開催されている「欧州モビリティウィーク」の目玉イベントの一つであり、持続可能な交通手段の普及や、環境保護を目的とした、公共交通機関の利用を推進する絶好の機会です。車よりも公共交通を選ぶことで、より持続可能な未来を目指してみてはいかがでしょうか?
どの交通機関が無料で利用できるのか?
バレンシア州環境・インフラ・領土省の発表によると、9月22日(日)は、メトロバレンシアとメトロバスの全ネットワークで終日無料で移動が可能となります。そのため、メトロバレンシアの全駅の改札口は日曜日中開放されており、メトロやトラムに乗る際にチケットや定期券の確認は必要ありません。
環境相ビセンテ・マルティネス・ムス氏は、「SUBE(乗ろう)」キャンペーンを通じて、公共交通機関の利用を市民に促すとともに、移動に制約のある人々がより便利に利用できるよう、公共交通がよりユニバーサルでアクセスしやすいものになることを目指している」と述べています。また、「この1週間だけでなく、年間を通じて機能的で安全、そして健康的な移動手段を推進することが目的です」とも強調しています。
さらに、メトロバレンシアとメトロバスに加えて、バレンシア市交通局(EMT)のバスも無料で利用でき、市内移動を無料で行うことができます。
ビベロスで子ども向け自転車ジムカーナ開催!
モビリティウィークの締めくくりとして、バレンシア市のモビリティ部門が、ビベロスの交通教育サーキットにて、子ども向けの自転車ジンカーナを開催します。今年、バレンシア市は「ヨーロッパグリーンキャピタル」の称号を獲得しており、今回のイベントはその記念の一環として企画されています。
ジンカーナは午前11時から午後2時まで行われ、参加する子どもたちはサーキット内の各ポイントに隠された言葉を集め、それらを正しい順番に並べて、バレンシアがグリーンキャピタルとして選ばれた理由を伝えるフレーズを完成させます。途中には、バレンシアがこの栄誉を得た理由を紹介するさまざまな看板も設置され、楽しみながら学べる内容となっています。
ぜひ、親子で参加して、楽しくバレンシアの環境保護への取り組みを学んでみてください!